エピック・フューリー作戦(Operation Epic Fury)において米国海軍の潜水艦がイランの軍艦を撃沈した際、
同軍の最高位の提督は、それが「将来の戦力の一端を示すもの」だと述べた。 米国海軍の ダリル・コードル(Daryl Caudle)大将(海軍作戦部長(CNO))は、2026年3月のこの行動について、即興的な対応ではなく計画的なものだったと述べた。

ディフェンス・ワン(Defense One)によると、コードル大将は2026年4月に開催されたネイビー・リーグのシー・エア・スペース会議(Sea-Air-Spaceconference)で、「数週間前、[イランへの]初期攻撃の後、統合部隊は秘匿性の高い海軍作戦オプションを必要としていた。それも迅速にだ。6か月の展開サイクルや、完全な打撃群を用いる余裕はなかった」と語った。 「我々はインド太平洋で活動していた潜水艦を投入し、特別に設計した訓練および認証パッケージを実施した上で西方へ出撃させ、インド洋へ再配置した」

再配置された米国の攻撃型原子力潜水艦は、スリランカ沖の国際水域内でフリゲート艦デナ(IRIS Dena)を攻撃した。 デナはイランの最新鋭軍艦の1 つであり、インドでの海軍演習および寄港を終えて帰投中であった。 米国空軍のダン・ケイン(Dan Caine)大将(統合参謀本部議長)は、2026年3月の米国国防総省の記者会見で、MK48重量魚雷1発によって同艦が撃沈されたことを確認した。 米国の潜水艦は、魚雷攻撃の潜望鏡映像を記録した。 Military.comによると、有線誘導兵器であるMK48は295キログラムの高性能爆薬を艦のキール下で起爆させ、船体を貫通するのではなく、壊滅的な構造破壊を引き起こす。 BBCによると、デナは2〜3分以内に沈没したとされる。 ロイターによると、スリランカは乗組員32人を救助し、84人の遺体を収容した一方、イラン軍は死者数を104人と見積もっている。

米国当局者は、この攻撃が行われた場所がテヘランから3,000キロメートル以上離れ、ペルシャ湾からも遠く離れていたことが、米国潜水艦隊のグローバルな作戦行動範囲を示していると述べた。 ケイン大将は「遠隔地に展開する目標を追跡し、発見し、撃破する能力をこの規模で有しているのは米国だけだ」と述べた。

この撃沈は、米国潜水艦が戦闘で敵艦を撃破した事例としては第二次世界大戦末期以来初めてとなった。 またMilitary.comによると、いずれの国においても潜水艦が戦闘で敵軍艦を撃沈したのは約44年ぶりであった。1982年には、英国海軍の潜水艦コンカラー(HMS Conqueror)がフォークランド紛争においてアルゼンチンの巡洋艦ヘネラル・ベルグラーノ(ARA General Belgrano)を撃沈している。

コードル大将は2026年1月の水上戦力協会(Surface Navy Association)年次シンポジウムで、「致死性、機動性、即応性、柔軟性を維持しつつ、財政・産業・運用上の現実に適応する戦力」を目指していると述べた。AP通信の2026年2月の報告によると、その実現のためコードル大将は、大型空母を中心とする打撃群に常に依存するのではなく、小型で新しい艦艇やその他の装備による「ヘッジ戦力」を用いてグローバル任務を遂行する考えだ。

コードル大将はディフェンス・ワンに対し、今回のイラン軍艦撃沈はこうした戦力最適化の一例であるとし、「我々が成功したのは、問題よりも迅速に適応したからだ」と語った。

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