20265月、米国海軍とノルウェー海軍は北極圏で共同演習を行い、最新の海上ドローン試験を実施した。米国海軍の JT・アンダーソン(J.T. Anderson)中将は、これを「画期的な瞬間」と評した。

NATO加盟国はノルウェーで約3週間にわたる訓練を実施し、その訓練には爆発物処理やロボット工学・自律システム(RAS)の評価などが含まれた。 星条旗新聞によると、この訓練は北極圏内約209キロメートルに位置するラムスンド海軍基地を拠点として開始された。同地域は極寒、険しい地形、過酷な水中環境で知られている。 米国海軍は、この訓練を、ノルウェーとのロボット工学・自律システムの迅速な展開に焦点を当てた「前例のない訓練」だったと述べた。

「我々は、最も過酷な環境下においてイノベーションの限界を切り拓き、これらの技術が世界中のどこにおいても極めて重要な防衛の優位性を生み出せることを実証している」と、米国海軍第6艦隊のアンダーソン(Anderson)司令官はニュースリリースで述べた。 この訓練は、ノルウェー軍地域・地形に関する豊富な知識と、米軍のロボット工学・自律システムおよび遠征作戦の専門知識が組み合わされたものであると、同ニュースリリースは述べている。

米国海軍の第66任務部隊と第68任務部隊がこの訓練に参加した。 全領域第66任務部隊は、前方展開型司令部としての役割を果たし、ロボット工学・自律システムを活用して同盟国およびパートナー諸国の安全保障を促進し、航行の自由を確保する。 68任務部隊は、米国欧州軍(USEUCOM)および米国アフリカ軍(AFRICOM)の管轄区域(AOR)において海軍遠征部隊を指揮し、小型ボートや専門要員を活用して、港湾の防護、地雷撤去、施設の建設・修繕を行い、その管轄区域全域における安全と安全保障の確保に努めている。 ニュースリリースによると、米軍は無人水上艇(USV)および無人潜水艇(UUV)を使用し、ノルウェー軍と「相互運用性を構築し、寒冷地での運用手順を共有しつつ、脅威の検出、特定、無力化」を行った。

ノルウェー海軍の艦隊司令官であるキルレ・ハウゲン(Kyrre Haugen)准将は、今回の訓練はロシアが軍事力の増強を続けている北極圏およびハイ・ノース(北方地域)において、安全保障と監視体制を強化するものだと述べている。 「この環境に精通したノルウェーの経験と先進的な自律システムを組み合わせることで、状況認識能力を高めるとともに、重要な海上インフラを保護する能力を向上させることができる」と同准将は語った。

これらの自律システムには、高速の全地球的・自律型偵察艇や、長航続時間ライトフィッシュ無人水上艇が含まれていた。 米国海軍は、ノルウェーにおいてこれらの船舶が、特にフィヨルドのようなアクセス困難な海域において、海洋領域認識にどのように寄与するかを評価した。 また、無人水上艇の製造元であるSeasats社は、ライトフィッシュは20265月に台湾海峡の自律航行を完了したと発表した。

68任務部隊の司令官であるジェレミー・ウィート(Jeremy Wheat)大佐は次のように述べている。「これらの訓練は、北極圏における無人能力を開発する上で重要な一歩である。 これはもはやSFの話ではない。 我々は最先端の技術を駆使し、海面から海底に至るまで、海洋領域を保護し、防衛する能力を進化させている。

ハイ・ノース地域におけるノルウェーとの海軍遠征パートナーシップは、長年にわたる相互尊重と共通の経験に基づいている。 この取り組みにより、我々はこの協力関係を次のレベルへと引き上げることができる。」

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